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グライフェン "葵 - AOI"

産業用としても広く普及しているグライフェン。
この個体は民間の会社で3代にわたり現場での活動を任されている。




2019年1体目はフレームアームズガールよりグライフェンを制作しました。

元からオプションはそのまま使うつもりはなかったので、試しに素体から完成させてしまおうかってことでオプションは後回しにしました。
だらだら長引かせるのは好きではないので、素体が完成した時点でいったん区切り。
オプションはそのうち作ります。たぶん。

‥この子の設定がお蔵入りになっちゃうのも悲しいのでちゃんと作るよ!



芋っぽさを残したまま野暮ったくならないように細心の注意を払ったかわいさ。

武器はありません。スラスターもありません。
この子は民間の産業用であり最新型でもない、という自分用設定を念頭に入れてあんまり洗練された感じの印象は与えないように留意しました。



ヘルメットのバイザー部分はちゃんと研ぎ出すとえっれー映り込んで面白いよ!
あとうっかりするとピンが折れるので(折れましt)保持に困らない程度に短めにしておくのをオススメします。



髪留めのクリアパーツは純色シアン。
ちょっと古臭い感じの緊急車両のランプのイメージで。



原型担当は間違いなく尻フェチ 。
あと通常時は髪を2束垂らさないことにしたので、ディテールカバーでフタをしています。
カバーの3mm軸はゆるっゆるにしておくことで気軽に外せます。

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後ハメ加工は何か所か行いました。

・肩
・脚部
・胴体側面
・靴フレーム
・ヘッドセット



肩は0.5x0.25mmのプラ棒で合わせ目のライン上にディテールを作っています。
同様のディテールが素体各所にあるので、木を隠すなら森の中っつーやつです。

脚部はすね部分のC5/6を2パーツに分割して整形、モモからすねへ繋がるラインのディテールを肩と同じプラ棒で追加しています。
我ながらスマートな解決策。
正直スタイリッシュになりすぎて野暮ったさを一気に損なったらどうしようとか若干思いました☆(ゝω・)v

胴体側面と靴フレーム、ヘッドセットは段落ち処理。
胴体は正直接着してもいいとは思っていますが、何かあったときに開けられるようにしてるんです……




グライフェンは手首がいつものものと異なり大型化されていますが、握り拳のモールドが一部省略されていたので彫り込みました。
初めてやった割には形になりました。よかったよかった。

ところで武器用握り手のD7/8とD9/10は接着してよかったんか‥これ?
なんか手首のジョイントあとから押し込もうにも外そうにも破損しそうで嫌な予感しかしないんで、ジョイントは自作するつもりですけど。

てかなんか遠目で見るとカントク顔っぽく感じますが気のせいですかね。


今回やっておいて一番良かった下処理はモールドの掘り直しです。
特に肩やら手足の丸モールドは抜き方向によってはすごく浅かったので、一通り掘り直しました。
おかげで各部のスミ入れは1発OKで通過。
僕は全身の掘り直しはしませんが、こういう楽をするための掘り直しは原則的にやっています。
フレズヴェルク系の上部スラスターとかね!



ベレー帽はネオジム接続にしたので角度を変えて乗っけられます。
ただ、ネオジム埋め込みじゃなくてステンレスプレートを付ける形もぼちぼち採用しようかなぁとは思います。
単価もあっちの方が抑えれらるのでry



色は今回はPhotoshop上で方針を立てています。
カラーパターンの一部変更でクラシカルなセーラー服+スク水ぽい感じにしました。
明度や彩度に若干の際はあれどだいたい計画通りッ。




革はこちらの方の塗装手順を参考にさせていただきました。
同じようにはいきませんでしたが理由と改善方法はなんとなく分かったので、応用できそうな箇所が出てきたらまた今後もやると思います。

ちなみにバスト周辺および首周りの革だけはデフォルメされたアクセントとしてツヤを残した形にしました。
どうにも浮くようであれば半光沢くらいに落とすかも。
でもたいていしばらく見ているうちに見慣れてくるんですよね。ダメじゃん‥



デカールはヘッドセットのみ貼りました。
若干のシャレオツ感と精緻さはそこにかき集める形にしてます。


今回は結構エナメルで部分塗装しましたが、エナメル→即ラッカークリアーでのセービングは便利な反面、エナメルの酸化重合反応を阻害してしまうせいか脆い気がしました。
こすれそうな部位のエナメルは塗装後はみだし部分をシンナーで削ったのち、やっぱり最低でも数日放置してからクリアーでセービングした方が良さそうかなぁ。
数日くらいでは五十歩百歩じゃね?って気もしますけど。

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カラーレシピは以下の通り

素体白:白サフ(G)→ナチュラルスモーク(S)で暗部にシャドー→ニュートラルグレーI(G)のクリアー割り
※POM/PVCはミッチャクロンでプライマー処理
スク水 素体紺:黒サフ(G)→マーズダークブルー(G)
革:グレーサフ(G)→EXブラック(G)→メラミンスポンジで軽く磨いてエッジはグレーサフを露出させる→クリアーブラウン(G)→クリアーブラック(G)
脚部:黒サフ(G)→ミッドナイトブルー(G)
脚部ライン:ホワイトグレー(S)
靴底:ゴムブラック(S)
手足の金属部:黒サフ(G)→EXクリアー(G)→焼鉄色(C)
ネクタイ:グレーサフ(G)→ダークイエロー1(G)→ローズディープレッド(G)
ヘッドセット:黒サフ(G)→ニュートラルグレーIII(G)→ナチュラルスモーク(S)
ヘッドセット金属部: 黒サフ(G)→EXクリアー(G)→EXシルバー(G)
髪:ナチュラルスモーク(S)で暗部にシャドー→クリアーパープル(G)で全体を馴染ませる
髪留め:純色シアン(C)


スミ入れ

素体白:はっきりした円形モールドのみダークパープル(S)
手首:スミ入れ用グレー(T)でフィルタリング
脚部・手足の金属部: スミ入れ用ブラック(T)
ヘッドセット:ダークパープル(S)
フレーム部:スミ入れ用ブラック(T)orダークシーグレイ(T)
ユニット(白):ダークパープル(S)


トップコート

顔・ベレー帽・素体襟と袖・ネクタイ・脚部:EXクリアー(G)→スーパースムースクリアー(C)
素体白・スク水・手足の金属部:EXクリアー(G)→EXフラットクリアー(G)
ヘッドセット・髪留め: EXクリアー(G)→セミグロスクリアー(S)
革:EXクリアー(G)
※ガーター部のみ追加でセミグロスクリアー(S)


(C):クレオスラッカー系
(G):ガイアノーツラッカー系
(T):タミヤエナメル系
(S):自作カラー

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