STAY PUFT

Strange noises in the middle of the night?

Feelings of dread in your basement or attic?

Ever seen a spook, specter or ghost?

If the answer is “yes”, call the professionals.

かつて非科学的現象の代表格として認知されていた「幽霊」という存在は、「局所的に累積した同位次元の励起」という極めて科学的な現象の一つとして解明された。
各国で霊の駆除は産業化され一時的にバブルの様相も見せたが、その大半は実害のない小型の霊を一掃したに過ぎず、需要の減少とともにそのほとんどが廃業を選択した。

一時は各都市で客を奪い合っていた「幽霊退治屋」も今では北米全体で3件、グライフェン"葵"の所属する事務所"Ryzin & Aykroyd"はそのうちの1件である。

皮肉なことに、幽霊の存在が科学的に解明されたことで実害のある人間の霊の発生率は如実に低下した。
現在では依頼の多くはクマなどの野生の大型動物の霊の駆除であり、年間駆除件数の9割以上を占めている。

幽霊退治の要となるのはNeutrona wandとも呼ばれる陽電子銃であり、基本的な設計は公開されているため届け出をすれば個人でも製造できる。
以前は多くのメーカーが参入していたが、そのいずれも採算が取れず撤退してしまった。
グライフェンの所持している物のベースとなっているのは採掘用の機材である。

バックパックは蓄電・昇圧用の部位と制御部で構成されており、枯れたテクノロジーの集合体と言える。

蓄電・昇圧部は車両用のスーパーチャージャーを転用しており、インレット付近には安全規格のマークが並んでいる。

制御部はバキュームタンクも兼ねているため、少々かさばる形で外付けされている。


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というわけでフレームアームズガールのグライフェンの追加装備を制作しました。
見ての通りゴーストバスターズのプロトンパックがモチーフです。
そしてグライフェン本体のカラーパターンも要するにそういうことです。
マシュマロマンな！

グライフェンのデザインが公開された瞬間に「ああこれゴーストバスターズモチーフで行きたいな」と思いつきました。
せっかくだからプロトンパックを自作してみようということでジャンクパーツをあたってみたところ、使えそうなものがちらほら。

使ったのは
・フレズヴェルク＝アーテルのFA版ベリルスマッシャー基部
・LMHGエヴァのTV版ポジトロンライフル
・鉄血武器セットのモビルワーカー

レトロSFっぽいちょいダサ感を残しつつ、リアルに80年代のガジェットにならないようにパーツ選びや配色に留意しました。
そのため使う予定だったエッチングパーツも1つだけにとどめています。

芯になっているベリルスマッシャーの基部ですが、まぁうまい具合に埋没してくれたかなとは思います。
ちなみに握り角度の浅い右手首はキット付属のジョイントを使わず、角度を付けた3mm軸で接続しました。

あと今回調べて初めて知りましたけど、Neutrona wandはグリップ部分と銃口部分で軸がずれてるんですね。
なのでそこは再現しています。

「リュック状の物の下部に円形のデバイスがある」、というデザイン上の基本さえ守れば結構簡単にプロトンパック感が出てくれたのは助かりました。
ホームセンターで売っている物で構成されていそうなDIY感のあるスマートさが売りです。

バックパックはセーラー襟の部分と腰の2か所でネオジム接続する予定でしたが、なんか上の部分だけで済んだため下に埋め込んだネオジムは無駄になりました。返して‥

ケーブルはリード線を使いましたが、中に芯線が通っている関係でちょっと曲げづらいので、もっと柔らかい素材が見つかったら差し替える予定です。

余談ですけどLMHGのポジトロンライフルは1996年頃の発売当時に改造しようとしてぶった切ったっきりの状態でした。
平成の真っただ中に落としてきた自分の片方の靴を、平成が終わる前に拾ってくることができたとでもいうべきか。
今回ジャンクパーツとして供養できてホントよかった。

ダメにしたキットの数だけモデラーは成長する、ってのは確かに理解はできます。
ただ、僕は1つのキットが1体の完成品にたどり着けない、ってのはやはり今でも抵抗があります。
なので本音を言うとミキシングのためのキット購入も心情的には複雑です。
余剰パーツなら心置きなく作業できるし、ミキシングも最終的に全部使い切るんならいいんですが。
あ、言うまでもないけど自身の制作物に関するスタンスの話よ。

TV版のポジトロンライフルは今でも色あせない良デザインなので、ライフル本体もそのうち使用予定。
結構でかいよ！


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カラーレシピは以下の通り

縞模様（黒）：黒サフ(G)まま
縞模様（黄）：グレーサフ(G)→橙黄色(G)
本体（黒）：ジャーマングレー(G)
本体（グレー）：グレーサフ(G)
バックパック上部：EXクリアー(G)→焼鉄色(C)
金属部：EXクリアー(G)→ダークステンレスシルバー(G)
※すべて黒サフ(G)下地


スミ入れ

金属部：ダークパープル(S)
その他：スミ入れ用ブラック(T)


トップコート

金属部：EXクリアー(G)
その他：EXフラットクリアー(G)


(C)：クレオスラッカー系
(G)：ガイアノーツラッカー系
(T)：タミヤエナメル系
(S)：自作カラー